不眠
疲れているのに眠れない
夜中に何度も目が覚めてしまう
朝起きてもスッキリしない
中には睡眠薬に頼っている・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
睡眠のしくみ
睡眠には【レム睡眠】と【ノンレム睡眠】の2種類があります。
この2つの睡眠には、それぞれに役割があります。
【レム睡眠】・・・心のメンテナンス
レム睡眠の時は脳が活動していて、昼間経験したことの記憶を整理整頓し、ストレスを取り除きます。
夢を見るのも、この状態の時です。
【ノンレム睡眠】・・・身体や脳の休息、身体の成長
ノンレム睡眠の時は成長ホルモンがたくさん分泌され、身体の修復や脳の休息が行われます。
寝返りなど身体が動いている時です。
この2つがセットになり、約90分周期で4~6回繰り返されて目覚めに至ります。
つまり睡眠の基本サイクルは90分で、この倍数の時間(3時間、4.5時間、6時間、7.5時間、
9時間)で寝るとスッキリ目覚めることができ、効率の良い睡眠をとることができます。
不眠ってどういう状態ですか?
自分では「休もう」と思っていても、無意識に身体は「休めない」状態になってしまっています。
私達の身体は、自律神経によって「活動する(交感神経優位)」ことと「休息する(副交感神経優位)」こと
の調整が行われています。この自律神経のバランスが崩れると、身体が休まないといけない時に無意識に
活動しようと力が入ってしまう為、眠れなくなってしまうのです。
また、睡眠サイクル(90分周期)で起きていなかったり、朝起きず昼まで寝てしまったり、睡眠の質が
悪かったりすると、身体がだるく不眠だと感じることもあります。
不眠の原因の多くは・・・
精神的ストレスによる心身の過緊張
生体リズムの乱れ
ホルモンバランスの乱れ
では、どうしたらいいですか?
まずは、緊張して固まっている筋肉を弛めることが必要です。
この筋肉は、深層筋という身体の深い部分にあるもので、
一般の整体やマッサージではなかなか弛めることが出来ません。
当院の施術は、優しい圧によって脳に安心感を与えます。
そこから、脳が筋肉の緊張を解き、血管・神経・内臓が圧迫から解放され、身体が自然な状態に
戻っていきます。そうなることで、「自然に眠れる」という本来の働きを取り戻すようになります。
そして、あなたの生活習慣や環境を見直す事がとても大切になります。
まず、睡眠のサイクルを整えましょう。上記でお伝えしているように、睡眠サイクルは90分なので、
例えば0時から6時(90分4セット)などの区切りで起きる事を心掛けてみて下さい。
また、人は体温が高いところから急激に低くなると眠くなります。実際、寝る前に身体は体温を下げ、
眠る準備をするのですが、身体が冷えている場合や眠れない時はこの体温調節が働く環境を作ることで、
睡眠の質を高めることができます。夜に温かいものを食べる・ストレッチなど軽い運動をする・お風呂で
湯船に浸かるなど、体温を一時的に上げることで身体は体温を下げようとするので、この温度差により
眠気を誘い、スムーズに眠れるようになります。
あと基本的なことですが、ストレスを溜め過ぎない・寝る前にスマートフォンやパソコンを使わない・
朝起きたら太陽の光を浴びるという日々の心掛けも生体リズムやホルモンバランスを保つために、とても
重要な習慣になります。
他にも、普段の生活の中で眠れない原因となるものは人それぞれにあるかと思います。
その原因を早く見つけて、気持ちの良い睡眠がとれるようにしていきましょう。